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討ち入りそば

2025年12月15日

赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのが、元禄15(1702)年12月14日深夜。
年末を迎えるこの時期に、長浜和光園では「和光園風討ち入りそば」を昼食でいただきます。
そばが好きだった前園長と、仲の良かった市内の蕎麦屋「そばの加儀」さんが企画し、30年間、打ちたての蕎麦を振る舞ってくださっていました。蕎麦屋を退かれてから、その後を料理長と入所者有志が引継ぎましたが、有志も高齢で腰が痛くなり、今では料理長が一人そばを打っています。

午前中から、食堂で黙々と蕎麦を打つ姿は、すでに職人。
さらに法被を着ると、ここはお店ですか?と言いたくなるほどの雰囲気です。

今年も美味しい打ち立ての蕎麦が出来ました。
食堂の外や中は忠臣蔵のような飾りつけで、音楽も雰囲気を盛り上げています。
食堂に入ると、まず目に入るのは、蕎麦を打っている料理長。
その近くに蕎麦の見本があり、何を食べるのか注文し席に着くと、しばらくして法被を着た職員がお蕎麦を持って来る。というお店スタイルです。

「うわ~。美味しそう。迷うわ~。…これ2つ食べていいの?やっぱそげだわね。1つだわね笑。迷うわ~。」と、うれしそうな声が聞こえました。

今年のメニューは「天ぷらそば」「鴨南蛮そば」「山菜山かけそば」「ふわとろ卵そば」の4種類。
そばが食べられない方には、うどんも用意してあります。

大石内蔵助の衣装に身を包んだ入所の男性による呼び込みもあります。
昨年もこの大役を務めていただき、今年は口上も最初から自分で考えられました。熟考した口上は、会場を沸かせていました。
他の入所の方々は、拝んでおられたり、盛んに拍手を送っておられたりと喜んでおられました。

今年も無事に討ち入りそばを楽しむことが出来て良かったと、企画の担当者もホッと安心です。来年も無事に迎えることが出来ますように…

この様子が、12月13日付の島根日日新聞に掲載されました。
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