事業目標
1.事業の高度化をはかる
『施設はどこまでも集団である。しかし、そこに住むものの心と創意で家庭化する』当園はこの基本方針で50年の星霜を数えた。 今後も更なる専門職業人としての接遇の技術向上と改善に、職員一丸となって邁進する。
2.介護保険サービスの対応
「養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」の一部改正により、平成18年度からは、養護老人ホーム入居者が有する「介護ニーズ」に対しては、介護保険サービスで対応することになり、当園でも、島根県より「特定施設入居者生活介護事業者」の指定を受けた。平成18年10月1日より、要介護状態(又は要支援状態)にある入居者に対しては、その心身の状況、環境に応じ、適切に居宅サービスを提供しており、健全運営を推進していく。
外部サービス利用型特定施設と訪問介護事業所が密な連携体制を構築していく。年々、高齢化や重度化に伴い、個々のサービス生活上のニーズが多様化している為、柔軟で適切なサービス提供に努める。
3.施設の社会化をはかる
ノーマライゼーションの思想のもとに、地域との交流を含む行事やボランティアの開発と啓発を積極的に推進する。
施設の社会化は、基本的には、施設が日常的に地域に対して開かれたものであることが肝要であり、全面的に『私たちの家』を中心として、「町づくり」を進めていく。
また、養護老人ホームの役割として、入居者に対し、退所後の地域における生活を念頭におきつつ、自立的な生活に必要な援助を行っていく。